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尿路管理
 尿が酸性になることが問題!

 高尿酸血症・痛風の患者さんは、健常な人に比べて尿酸の排泄量が増え、尿が酸性になりやすいことが分かっています。したがって、高尿酸血症の状態が長く続くと尿路結石や腎障害を起こしやすくなり、これらの合併症を防ぐために尿路管理が必要になります。尿路管理を始める目安は、血清尿酸値が正常上限の7.0mg/dLを超えた段階からとされています。

 

 尿路管理の方法

1. 水分を多く摂って尿量を増やす
 尿量を増やせば尿酸の溶ける量も増加します。水分を多く摂取し、1日の尿量2リットルを目標に増やします。重い腎臓病や心臓病などで水分摂取量を制限されていない限り、1日に1リットル程度の水分を余分に摂りましょう。
 ただし、ビールなどのアルコール飲料やジュースなど糖分を含む飲料で尿量を増やすことは絶対に避けてください。

 

2. 酸性尿を改善する
 尿酸は、酸性尿(pH6.0未満)で溶けにくく、中性に近い尿で溶けやすい性質を示します。高尿酸血症の患者さんには酸性尿が多く、溶けきれなくなった尿酸が結晶化して尿路結石や腎障害を起こしやすい状態にあります。

 酸性尿の改善は、尿アルカリ化剤で中性に近い尿(pH6.0〜7.0)を目標に行われます。使われる尿アルカリ化剤には、重曹やクエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム配合剤があります。重曹は昔はよく使われていましたが、げっぷが出たり、高血圧症の患者さんには不都合であることから、今ではクエン酸配合剤が主に使われています。

 酸性尿の改善による尿路管理を正しく行うには、患者さん自身で尿のpHを測定し、積極的に治療に参画することが重要です。尿pHの測定は、決して難しいものではありません。市販のpH試験紙を用いて簡単に測定できますので、主治医に相談して、患者さん自身の手で尿路管理を始めてみてください。

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