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高尿酸血症の治療
痛風発作を経験していない高尿酸血症の場合、つい病気であることを忘れてしまいがちです。しかし治療せずに放置すると痛風や合併症の原因になりますので、早い時期からの治療を心がけて下さい。
1. 血清尿酸値が8.0mg/dL未満の方
痛風や高尿酸血症でも、血清尿酸値が7.0〜8.0mg/dLの患者さんは食事療法だけでコントロールできますが、酸性尿(尿pHが6.0未満)がある場合は尿酸が体内で沈着するのを防ぐ意味で、尿量を増やしたり、尿をアルカリ化すること(尿路管理)が必要になります。 食事は生活習慣において一番大切なものです。食生活は、肥満をはじめとして高血圧症、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病と関係が深いと言われています。 そして今では、高尿酸血症も生活習慣病の1つと考えられ、食習慣の見直しと改善が必要となります。 血清尿酸値が高くなると尿中への尿酸排泄量も増えて、尿酸結晶の沈着による腎機能への悪影響が心配されます。さらに、高尿酸血症の患者さんは酸性尿(pH6.0未満)を示す頻度が高く、尿酸が結晶化しやすい状態にあるため、アルカリ化剤による治療が必要です。 合併症としての腎機能障害、尿路結石を起こさないための「尿路管理」が必要となります。
2. 血清尿酸値が8.0mg/dL以上の方
食事療法などの生活習慣の改善をしても血清尿酸値が8.0mg/dL以上の場合は、血清尿酸値を下げる薬での治療が考慮されます。血清尿酸値を下げる薬には2種類あり、尿酸が上昇する原因により使い分けられます。
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尿酸が排泄されにくいタイプには、尿酸の排泄を促す薬 (ベンズブロマロン、プロベネシドなど) |
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尿酸が作り出されやすいタイプには、尿酸の産生を抑える薬 (アロプリノール) |
| B |
1と2の薬を併用することもあります |
血清尿酸値を下げる薬を飲んでいると、薬の効果で血清尿酸値は正常範囲に戻ります。しかし症状がないからといって薬を飲むことを止めたり、勝手に薬の量を減らしたりすると血清尿酸値はすぐに高くなってしまいます。高尿酸血症の治療は主治医の指示に従って根気よく続けることが必要です。 なお、肝障害、血球減少、皮膚炎などの副作用が出ることもありますので、定期的な診療と血液検査は必ず受けて下さい。
痛風発作(痛風関節炎)の治療
痛風発作は、前兆期、発作期、消退期、間欠期に分けられ、各々の段階で使用する薬が異なります。主治医の指示に従って正しい治療を行う必要があります。
1. 前兆期 : コルヒチン
 痛風発作(痛み)は主に下肢、それも親ゆびの付け根の関節におきやすく、人によっては直前にムズムズする、ピリピリする、違和感があるなどの前兆症状を自覚する場合があり、これは過去に痛風発作を経験した人ほど自覚しやすいと言われます。 コルヒチンはこの時期に1錠だけ飲む薬で、発作を予防または軽減する目的で使われます。いざ激痛が起こってしまってからではあまり効かないので、前兆がはっきり自覚できた時だけ飲むようにしましょう。
2. 発作期 : 消炎鎮痛剤の大量療法
発作期は痛みをとる治療が第一優先されます。使われる鎮痛剤(非ステロイド性抗炎症剤)は、医師の判断によっては1回に通常の2〜3倍量が処方されることがあり、3時間以上あけて1日3回まで、1日限りの内服で様子をみます。我慢できないからといって飲み過ぎると副作用につながりますので、必ず主治医の指示を守って服用しましょう。
3. 消退期 : 消炎鎮痛剤
激痛発作が経過した後の痛みの治療は、非ステロイド性消炎鎮痛剤の通常量での治療が行われるか、我慢できるときは薬を使わないこともあります。
4. 間欠期 : 尿酸降下薬
痛みも炎症も治まったこの時期を間欠期といい、この時期にこそ放置せずに血清尿酸値をコントロールする必要があります。
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↑ コルヒチン |
↑ 鎮痛剤 パルス |
↑ 鎮痛剤 |
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↑ 尿酸降下療法 |
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