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治療は長期化
〜じっくり治療しましょう〜

 尿酸値の正常化

 痛風は高尿酸血症を放置することにより、関節で尿酸ナトリウム結晶が沈着することが原因となって起こる発作性の関節炎です。高尿酸血症の患者さん全員が痛風になるわけではありませんが、代謝異常としては痛風と同じですから、症状がないからといって放置せずにきちんと治療を受けることが大切です。

 高尿酸血症は、血清尿酸値を気長にコントロールする必要があり、コントロールさえ上手くできれば、決して怖い病気ではありません。しかし、治療を怠って放置すれば、痛風発作を繰り返すばかりではなく、尿酸結晶の沈着が引き金になると言われる腎障害を起こしたり、高頻度に尿路結石を合併します。
 他の生活習慣病である高血圧症や高脂血症、糖尿病などを合併しやすいのも特徴であり、これらを合併してしまうと、病気の予後を相互に悪くするので油断は禁物です。

 

 治療の目標

 痛風は体内の尿酸代謝の不具合による病気です。代謝を適切に是正し、痛風発作を起こさない、繰り返さないように、また、合併症が起きないようにすることが治療の目標となります。
 治療がうまくできているかどうかは、以下の項目で判断することができます。

  1. 血清尿酸値が下がっていること。
     薬を使って尿酸を下げる場合は、初期目標を血清尿酸値6.0mg/dL以下にします。薬を使わない場合は、少なくとも正常範囲内(7.0mg/dL以下)である必要があります。
  2. 関節炎が起きていないこと。
  3. 痛風結節、尿路結石も起きないこと。
  4. 腎障害が進まないこと。
  5. 肥満や脂質代謝異常、高血圧症等、他の生活習慣病がないこと。

 

 治療はなるべく早い時期から

 軽症の高尿酸血症では、飲酒量の自重、過食の防止、高プリン体食品への偏りの是正などの生活療法で血清尿酸値をコントロールできる時は、日常生活に大きな制限はありません。それでもコントロールが不十分な場合に、尿酸降下薬を使うことになります。
 一方、放置して慢性期に入った痛風では、腎障害をはじめとするいろいろな合併症があって、治療が難しくなります。なるべく早めに医師の治療を受け、指導を守って、気長に血清尿酸値をコントロールしてください。

 からだの代謝の変化が病気の原因ですから、時には一生涯の治療も必要であることを自覚しておくことが重要です。

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